フォトエッセイ 残像の記録 7



白 一 頭

 春四月、さて今回は何の写真にしようかなあ。まず誰でも思いつくのは桜の花ですね。しかし桜の写真は前月号でも少し取り上げました。 そうだ、当院の近くにあって折に触れて散歩を楽しむ、山科川の堤防を彩る満開の菜の花にしよう、と決めてこの二枚の写真を選びました。

 蝶、特に小さなモンシロチョウは動きが細かくて速いので撮影が特に難しいものです。よく動くモンシロチョウを止めるには、シャッター速度を千分の一秒程度にすると丁度良いようです。

 この写真を見て頂いて、まず中央の「白」に自然に視線が向くようだったらこの作品は成功だと思っています。

 同じ所で撮った下の写真では、背景を適当にぼかす為に至近距離からアブを狙いました。何度も刺されそうになりながら100回以上連写した結果の一枚です。

 ガンレフの動体追尾機能はまだそこまで進化していないので手当たり次第にシャッターを押してうまく撮れたかどうかは全くのまぐれです。少しのあいだ、美しい菜の花をお楽しみ下さい。

 漬物で有名な野沢菜は長野県飯山市で11月に収穫されますが、これを収穫しないで4・5月の連休頃まで置いておくと、小学唱歌「おぼろ月夜」で歌われ、飯山市の観光名所になっている広大な菜の花畠になります。

                                                 栗原 眞純
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