フォトエッセイ 残像の記録 15



ユ ー ト ピ ア

 眼前一面に広がる豪華絢爛、見事な芝桜の園でした。おまけに背景は快晴の空の下日本一、いや世界一秀麗な富士です。自然にユートピアなる言葉が浮かびました。下の写真は池の向こう側からこちら向きに望遠レンズで撮影したものです。

 各地に芝桜公園がありますが、このような言葉が出てきたのは私が見た何ヶ所かの中ではここだけでした。他は単に芝桜の絨毯が敷き詰めてあるというだけの公園でした。撮影地点は富士五湖の一番西にある本栖湖の南方です。ただし湖畔ではなく、本栖湖からR139号を3km南下した所です。毎年4月半ばから1ヶ月間「富士芝桜まつり」が開催されます。カーナビでTEL「0555-89-2127」検索すると、約千台収容の駐車場に着きます。

 さて、千円札や旧5千円札(新渡戸稲造)の裏側にある富士の絵柄は本栖湖の北側西寄りから、生涯をかけて富士を撮り続けた富士撮影の先駆者、岡田紅陽(1895-1972)が撮影した写真、「湖畔の春」を基にデザインされたものだそうです。殆ど同じ方角から撮影しているので今回の写真と形がよく似ています。

 他に旧5百円札の裏や1938年発行の50銭紙幣の表、貨幣では、東京オリンピック記念千円硬貨、万博記念百円硬貨などにも富士の図柄があります。

 少し脱線しますが、千円札(5千円札、1万円札も)の表と裏とに「ニ」「ホ」「ン」と小さな隠し文字が入っているのをご存知ですか?

 ご存じなければ上等のルーペを使ってお探しください。

 また、5百円硬貨の表裏には特に小さな文字で N I P P O N と彫ってあります。どうしても見つからない方はホームページ版から答えにリンクしていますのでそちらをご覧下さい。
                                            栗原 眞純

                                                 
随筆集目次へ    

inserted by FC2 system