フォトエッセイ 残像の記録 18



チ ョ ウ ト ン ボ

 チョウトンボは6月から9月にかけて小川や池の水辺などの湿地帯でよく見かけます。蝶のようにひらひらと飛びますが体長30mm位のトンボの一種です。

 光の加減で、黒い羽が美しい虹色に輝いて見えることがあります。残念ながら都市部では近年見かけることが少なくなってしまいました。今回の写真は滋賀県草津川周辺と湖畔公園とで撮影しました。

 『日本書紀』や『古事記』によると、日本では古くトンボを秋津(アキツ)と呼び、山頂から国見をした神武天皇が感慨を込めて「アキツの如し」と述べたと言われ、そこから日本を「アキツシマ」と言うようになったとされています。

 ただしチョウトンボは日本だけでなく東アジア全体で見られるそうです。

 昨年7月4日、海上保安庁2隻目の大型巡視船「あきつしま」が進水しました。総重量7,175トン、全長150m、航続距離はなんと20,000海里(≒37.000km 地球一周は約40,000km)、速力25ノット、ヘリコプター2機やテロ攻撃に備える海上自衛隊護衛艦なみの対空レーダーなどを備え、今年就役の予定です。

 因みに海上自衛隊イージス護衛艦は、7,750トン、全長165m、速力30ノットとのことです。イージスとはギリシャ神話に出てくる盾(Aigis)の名前です。   栗原 眞純




                     

                                                 
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